「ビジネスモデル」カテゴリーアーカイブ

さまざまなビジネスモデルを紹介するとともに、新たなビジネスモデルを検討しています。

ビジネスフレームワークは不要?

【ビジネスフレームワークは不要?】フレームワークが使えないと感じる理由

情報を整理するためのツール(道具)としてビジネスフレームワーク(以下、単にフレームワークという)と呼ばれるものがあります。

有名なものとしては、ロジックツリー、SWOT分析、4P分析などです。

フレームワークと呼ばれるものは数多くあり、これらのフレームワークを見たり聞いたりしたことがある方が多いと思います。

しかし、フレームワークをなかなか使いこなせない、使い方がわからないと感じる人が多いようです。

私自身もフレームワークの中に「なるほどな~」と納得するものと「うまく使えないな」と感じるものがあります。

なぜ、「使えない」と感じてしまうのか、どうすればよいのかを考えてみました。

目次

1.フレームワークとは

フレームワークとは
フレームワークとは枠組み

フレームワーク(framework)とは、課題解決、分析、戦略立案などを考える際に用いる枠組みです。

例えば、課題(問題)を整理するフレームワークとしては、ロジックツリーが代表的です。

マーケットの分析に用いるフレームワークとしては、3C分析、SWOT分析などがあります。

戦略立案のフレームワークとしては、STP、ポジショニングマップなどがあります。

2.情報の整理の重要性

ただ漫然と情報を集めて考えるだけでは、何が重要で何が重要でないのかがわからなくなり、考えがまとまらなくなってしまいます。

何かを考え、何かを分析する場合に、フレームワークを利用して情報を整理することで、どのように考え、どのように情報を整理するべきかが明確になり、論理的な思考を行うことができます。

また、チームやグループで課題解決をしたい場合、メンバー間に認識のずれが生じていると課題解決の障害になり得ます。

フレームワークを利用して情報を整理することで、メンバー間の共通認識を作ることができ、メンバー間で課題を共有し、課題解決に向けてスムーズに作業を進めていくことができます。

3.フレームワークが使えないと感じる理由

3-1 状況や目的によって最適なフレームワークが異なる

フレームワークはさまざまな種類のものがありますが、個々の状況や目的によって使用するフレームワークが異なります。

また、フレームワークは万人が使えるように作られた枠組みですので、自身の状況や目的にピッタリ合ったフレームワークが見当たらないと感じることがあります。

3-2 個々の性格・好みの違い

多くの方が試験勉強(受験勉強)のときに情報の整理の重要性を感じていると思います。

しかし、勉強の方法は人それぞれで個々の性格や好みで大きく異なります。

難関大学の合格者が勉強法を公開していることがありますが、多くの方がその方法を参考にしつつも自分なりの方法にアレンジしていると思います。

それは自分の性格や好みにピッタリ合うと感じていないからです。

また、ノートの付け方も人それぞれです。

先生が黒板に書いたものをそのままノートに書く人、要点だけを書く人、教科書や参考書に書き込んでノートには何も書かない人などさまざまです。

勉強ができる人は自分なりの勉強方法を確立しています。

また、クリエイターは新しいものを創作するときに情報を整理する必要がありますが、情報の整理の仕方はクリエイターごとに異なります。

例えば、小説家は小説を書くときに物語に関する情報を収集し、収集した情報を整理しますが、その方法も人それぞれです。

有名な小説家の方法をまねすれば人気の小説を書けるというものではありません。 自分なりの独自の方法を編み出すことが重要となってきます。

4.解決策

4-1 使えると思うものは使う

自分にとって有用である(役に立つ)と感じるフレームワークがある場合、そのようなフレームワークはそのまま使っても良いでしょう。

役に立つフレームワークをそのまま使う方が効率が良いはずです。

4-2 自分でフレームワークを作る

自分の目的に合ったフレームワークが見つからない場合、自分で自分専用のフレームワークを作る必要があります。

フレームワークを作るときも、0からフレームワークを作るよりは既存のフレームワークを組み合わせたりカスタマイズしたりして作る方が効率が良いと思います。

具体例

例えば、マーケティング環境を分析するときに用いるフレームワークとして3C分析というものがあります。

フレームワークのカスタマイズ
3C分析

3Cとは「Customer(顧客)」「Company(自社)」「Competitor(競合)」の3つの頭文字をとったもので、マーケティング環境を把握するために使用します。

顧客の視点としては、顧客のニーズ、顧客の購買行動、市場規模、市場の成長性などの情報を収集します。

自社の視点としては、自社の商品・サービスのコンセプト、自社の商品・サービスの売上、シェア、ラインナップ、特徴、強み、弱み、認知度、資本力、リソースなどの情報を収集します。

競合の視点としては、競合会社の商品・サービスの売上、シェア、ラインナップ、特徴、業界ポジションなどの情報を収集します。

これらの情報から自社の取り巻く市場・業界の環境を分析します。

しかし、3Cはマクロ的な市場環境の分析ですので、各要素を詳しく分析したいときは、ほかのフレームワークを組み合わせる必要があります。

SWOT分析
SWOT分析

例えば、自社の強み・弱みを把握する場合、SWOT分析を利用するのが一般的です。

SWOT分析では、縦軸が「内部環境」と「外部環境」、横軸が「プラス要因(好影響)」と「マイナス要因(悪影響)」で構成されるマトリクスを作成します。

そして、「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4象限に該当する情報を書き込んでいきます。

これにより、自身(自社)を取り巻く状況を知ることができます。

そして、「強み×機会」の情報から、自社の強みを活かして積極的に攻める戦略を考えます。

また、「弱み×機会」の情報から、自社の弱みを改善する戦略を考えます。

また、「強み×脅威」の情報から、強みを活かして脅威(競合)に対抗する差別化戦略を考えます。

さらに、「弱み×脅威」の情報から、自社がやらないもの、撤退するものについて考えます。

このように、SWOT分析では、自社の取り巻く状況を把握し、戦い方(戦略)を考える場合に有効です。

上記では、フレームワークの組み合わせてオリジナルのフレームワークの作り方の一例を示しましたが、フレームワークをカスタマイズしてもよいですし、0から自分でフレームワークを作っても構いません。

自分に合ったフレームワークが作ることができれば、フレームワークを使いこなせないといった問題は起こり得ません。

5.まとめ

フレームワークの中でも使えるものはそのまま使い、使いにくいものは自分の目的に合ったフレームワークを自分で作ることをおすすめします。

また、フレームワークを作る際も既存のフレームワークを利用した方が効率が良いです。

従って、フレームワークを知っておいても損はないと思っています。

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ビジネスモデルとは

【ビジネスモデルとは】ビジネスモデルの定義・12パターン・細分化

このブログは新しいビジネスモデルを作るためのヒントを探ることを目的としています。

その前提として、以下の点を明確にしておく必要があると思い、今回の記事を作成しました。

  • そもそもビジネスモデルとは何か?
  • ビジネスモデルの典型的なパターン
  • ビジネスモデルの典型的なパターンの組み合わせ
  • ビジネスモデルのパターンの細分化
  • ビジネスモデルの差別化

新しいビジネスモデルを作るヒントになれば幸いです。

目次

1.ビジネスモデルの定義

ビジネスモデルとは、ビジネスの仕組みのことです。

もう少し詳しい説明としては、以下の解説が参考になります。

コトバンク ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

事業で収益を上げるための仕組み。事業として何を行ない、ターゲットは誰で、どのようにして利益を上げるのか、という「儲け」を生み出すための具体的なシステムのこと。とりわけ、既存の事業形態とは異なるシステムをもつ、コンピューターやインターネットなどの情報ネットワーク技術を活用した新しいビジネス手法のことを指す場合もある。

2.ビジネスモデルの典型的な12のパターン

ビジネスモデルには典型的なパターン(型)があります。

典型的な12のパターン

(1)物販モデル

自身で商品やサービスを開発・製造し、顧客に提供して対価を得るというビジネスモデルです。最もシンプルで多くの方に馴染みのあるビジネスモデルのパターンです。

例えば、多くのメーカー、飲食店、コンテンツの販売などが該当します。

物販モデルの場合、魅力のある商品やサービスを開発することが成功の鍵になります。

コレクションモデルと呼ばれる、商品全体を部分的に販売していくビジネスモデルも物販モデルの一形態です。

DeAGOSTINI(デアゴスティーニ)のように、顧客に対して商品全体を一度に売るのではなく、商品を部分的に定期購読させることで商品全体を完成させる仕組みになっています。 複数巻で物語が完結する漫画の単行本などもコレクションモデルと言えます。

(2)小売モデル

自身で商品を開発・製造するのではなく、商品を仕入れて販売するというビジネスモデルです。これも多くの方に馴染みのあるビジネスモデルのパターンです。

例えば、コンビニエンスストア、ドラッグストア、家電量販店、書店などが該当します。

基本的に販売する商品が他社と同じになりますので、他社と差別化するためには、

  • 店舗の場所・立地(インターネット上のサイトも含む)
  • 価格
  • 商品の品数
  • 商品の希少性

などの特徴を出す必要があります。

また、ポイントを付与して顧客の囲い込みを行うことが一般的に行われています。

(3)合計モデル

顧客の目当ての商品やサービスと一緒に様々な商品やサービスを販売して、合計の販売価格を引き上げるビジネスモデルです。一人当たりの客単価まで引き上げることができます。

例えば、居酒屋では、生ビールは格安で提供するが、他の料理や飲み物をオーダーしてもらうことで客単価を上げています。

また、100円ショップでは、目当ての商品を買うつもりでお店に行ったにもかかわらず、他の商品を見ているうちに「ついで買い」をしてしまいます。

(4)消耗品モデル

大元となる商品やサービスの販売後、その商品やサービスの利用を継続するための消耗品やメンテナンスで利益をあげるビジネスモデルです。

家庭用のプリンターが典型的な消耗品モデルです。

メーカーはプリンター自体で利益をあげるのではなく、プリンターを継続的に利用するためのインクカートリッジを販売することで利益をあげています。

(5)卸売モデル

メーカーと小売業の間に位置し、メーカーから商品を仕入れ、小売業に商品を販売するビジネスモデルです。中間流通業や問屋とも呼ばれます。

卸売は、メーカーと小売業との間の物流コストや受発注、商品の保管等に伴う業務負担を軽減する役割を果たしています。

(6)継続課金モデル

顧客に月や年などの単位で継続的に課金してもらうことで、商品やサービスを提供するビジネスモデルです。

継続課金モデルには、一定の金額(定額)を課金する定額課金方式や、利用量に応じて金額が変動する従量課金方式、一定の範囲内までは定額でそれを上回ると追加料金が発生する定額従量方式などがあります。

一定期間の利用権として定期的に料金を支払うサブスクリプション方式も継続課金モデルの一種です。 継続課金モデルの種類については、「課金システムを選ぶポイント|継続課金?都度課金?」をご参照ください。

(7)レンタルモデル

商品を貸し出すことにより利益を得るビジネスモデルです。

レンタルDVDやレンタカーなどが代表的なレンタルモデルです。

(8)マッチングモデル

商品やサービスを提供する事業者と顧客とをつなげることで手数料を得るビジネスモデルです。

例えば、不動産仲介、求人サイト、ホテル予約サイトなどが該当します。

(9)広告モデル

媒体に広告を掲載することで広告料金を得るビジネスモデルです。

例えば、テレビや新聞、雑誌、Webサイト、SNSなどが該当します。

(10)ライセンスモデル

権利を持っている者が第三者に権利を使用させることで、第三者から権利の使用料を得るビジネスモデルです。

権利としては、著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権などの知的財産権が一般的です。

例えば、特許権を取得し、第三者に特許に関する商品を製造・販売させる権利(ライセンス)を許諾することにより、第三者から実施料(ロイヤリティ)を得るような場合です。

肖像権を使用させて使用料を得る場合もあります。

フランチャイズも似たような形態のビジネスモデルです。

フランチャイズは、一定の実施料を企業本部に支払って商号・商標の使用権や販売ノウハウなどの使用許諾を取得し、店舗経営を行うビジネスです。

〇〇協会や家元制度なども、資格(ライセンス)を与えてライセンス料を得ていますので、ライセンスモデルに近いビジネスモデルです。

(11)二次利用モデル

一度作ったコンテンツを別の形態で再販売するビジネスモデルです。

例えば、テレビ番組をDVD化して販売したり、ヒット曲を集めたベストアルバムを販売するような場合が該当します。

(12)フリーミアムモデル

サービスを無料で利用させることで利用者を集め、一部の有料サービスを販売して利益を得るビジネスモデルです。

インターネット上のサービスの多くはフリーミアムモデルを採用しています。

3.プラットフォームのビジネスモデル

「プラットフォームビジネス」とは、企業や個人などのプレイヤーが参加する(集まる)場所「プラットフォーム(基盤、土台)」を提供する、主にIT企業が展開するインターネット上のサービスのことです。

プラットフォームを提供する事業者のことを「プラットフォーマー」と言います。

プラットフォーマーとしては、GAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft)が代表的です。GAFAMのような世界的な大企業だけでなく、様々なプラットフォーマーがプラットフォームビジネス(サービス)を展開しています。

(1)Amazon

Amazonは、初期の頃は書籍(本)を仕入れて販売することだけをインターネット上のサイトで行っていました。

その後に、Amazonは様々な商品を販売するようになりますが、基本的には商品を仕入れて販売するという小売モデルです。

Amazonは2002年にクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」を開始し、「Amazonマーケットプレイス」(Amazon以外の出品者が販売している商品の売場)を開始します。また、Amazonは2007年にAmazonプライムという会員制プログラムを開始します。これらは継続課金モデルのビジネスモデルです。

Amazonは様々な商品・サービスを取り扱っており、2016年の時点で取り扱っている品目数はマーケットプレイスを含めると3億5371万品目以上となるそうです。今(2021年)は確実にそれ以上の品目数でしょう。

(2)楽天

楽天は1997年に楽天市場を開設します。楽天市場はインターネット上のショッピングモールです。

実世界のショッピングモールは不動産賃貸業に分類され、ショッピングモール内のスペースをテナントに貸し、賃料を収受するビジネスモデルです。また、一般的にショッピングモールの賃料はテナントの売上高に連動する売上歩合制賃料が採用されています。

このような実世界のショッピングモールをインターネット上に作ったのが楽天市場です。ビジネスモデルとしては継続課金モデルに該当します。

その後、楽天は銀行、証券会社、カード会社などを買収することで、独自の楽天経済圏を形成することになります。

楽天が金融系に強いのは、創業者の三木谷氏が銀行出身であることが影響していると思われます。

(3)オンラインサロン

オンラインサロンとは、Web上で展開される会員制コミュニティのことです。

オンラインサロンを運営する事業者(運営者)は、サロンの主催者と会員とをつなげるマッチングサービスを提供しています。しかし、事業者は会員からの会費の一部を収益としていますので、収益を得る手段としては継続課金モデルになります。

(4)クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています(「クラウドファンディングとは?」を参照)。

クラウドファンディングを運営する事業者(運営者)は、起案者(出資を希望する者)と支援者とをつなげることで手数料を得ていますので、ビジネスモデルとしてはマッチングモデルになります。

(5)note

noteは文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を配信するWebサービスです。

noteは文章や画像などを配信することができる点で無料ブログと似ていますが、ビジネスモデルは無料ブログと大きく異なります。

ブログは、もともと月額数百円程度の継続課金モデルでした。ブログを運営する事業者が増えてくると、会員数を増やすためにブログサービスを無料で提供し、広告を掲載することで収益をあげる広告モデルに移行しました。

noteは会員がコンテンツを販売できるコンテンツ配信サービスです。ビジネスモデルとしては、売上金額から決済手数料を引いた額の10%をプラットフォーム利用料として徴収する課金モデル(従量課金)となります。

また、会員は基本的なnote内の機能は無料で利用できますが、高度な機能を使うためには月会費を支払います。これはフリーミアムモデルとなります。

本を出版することなどによるコンテンツの販売は、ユーザーにとってハードルが高いですが、noteであれば気軽にコンテンツを販売することができます。

コンテンツを販売したいユーザーが集まってきますので、相対的に質の高いコンテンツが配信されることになります。これがnoteが成功した理由であると考えます。

4.パターンの組み合わせ

上記のように、企業は既存のビジネスモデルのパターンを組み合わせることによりビジネスモデルを構築していることがわかります。

また、ビジネスモデルのパターンを組み合わせることによりマネタイズのポイントを増やしています。

ビジネスモデルのパターンの組み合わせ方によって面白いビジネスモデルが生まれるかもしれません。

5.パターンの細分化

ビジネスモデルを12のパターンに分類しましたが、12のパターンそれぞれは細分化されます。

例えば、製造メーカーと飲食店が同じ物販モデルと言われても違和感があるかもしれません。

また、同じ飲食店であってもサービスの提供の仕方は様々です。

12のパターンは細分化され、細分化されたものが細分化され、さらに細分化されたものが細分化される、というように無限に広がっていきます。

どこまで細分化すればよいのかがわからなくなってしまいます。

細分化のイメージ図
細分化のイメージ図

6.差別化されたもの

このブログは新しいビジネスモデルを作るためのヒントを探ることを目的としています。

この目的に照らして、私は「他のビジネスモデルと差別化され、差別化された部分に対して需要があるもの」を新しいビジネスモデルと考えています。

このブログのビジネスモデルに関する記事は、このような考えに基づいて書いています。

カテゴリー「ビジネスモデル」の記事一覧

ビジネスモデルを生み出す手順

【新しいビジネスモデルを生み出す手順】基本パターン

新しいビジネスモデルはどのようにして生まれるのか?

新しいビジネスモデルを生み出すために必要なことは、既存のビジネスモデルの課題(問題点)又は潜在的なニーズを見つけることです。

その課題又は潜在的なニーズを見つけ、その課題又は潜在的なニーズを解決する方法を見つけることができれば、新しいビジネスモデルを作ることができるチャンスです。

今回の記事が少しでも新しいビジネスモデルを生み出す参考になれば幸いです。

今回の記事では、「顧客(消費者)に対してサービスを提供するビジネスモデル」を想定しています。

目次

新しいビジネスモデルを生み出す流れ

ステップ1:既存のビジネスモデルの調査・分析

既存のビジネスモデルの調査・分析を行うことが第1のステップです。

ビジネスモデルの研究者になるわけではないのですから、既存のビジネスモデルについて手当たり次第に調査・分析するのは効率が悪いように感じます。

一般的には、専門的な知識のある分野、他の人よりも詳しい分野、興味・関心のある分野などのビジネスモデルを調査・分析することから始めます。

ここでいう調査・分析は、ビジネスモデルの課題(問題点)潜在的ニーズを探すための調査・分析のことをいっています。

ステップ2:既存のビジネスモデルの課題(問題点)又は潜在的なニーズの発見

既存のビジネスモデルの課題(問題点)又は潜在的なニーズを発見することが第2のステップです。

ステップ2-1:課題(問題点)の発見

なお、第1のステップの「既存のビジネスモデルの調査・分析」を行う前に、既存のビジネスモデルの課題を発見する場合もあり得ます。この場合は、第1のステップの「既存のビジネスモデルの調査・分析」を省略することができます。

現在、一般に行われているビジネスモデルには必ず何か課題(問題)は存在します。

ここでいう「課題(問題点)」は顧客から見た場合のサービス(ビジネスモデル)の課題(問題点)のことです。顧客がサービスに対して持つ不便さや不満のことです。

例えば、スーパーマーケットのレジ待ち時間の問題があります。

私がよく行っているスーパーでは曜日や時間帯によっては、レジの前に長い行列ができています。その時間帯はすべてのレジに店員が配置されていますし、レジ係の店員も一生懸命レジ打ちをやっています。しかし、曜日や時間帯によってはお客さんの数とレジの数が合っていません。

このような問題点を解決する一つの方法がレジ無し店舗の「Amazon Go」です。「Amazon Go」は、アマゾンが展開する「食品小売店」で、日本のコンビニエンスストアのようなものです。

また、巨大なホームセンターで目的の商品を見つけるのが困難です。

店員さんに商品の場所を聞くのが一般的ですが、店員さんがなかなか見当たらない場合があります。また、店員さんが他のお客さんに対応している場合は、お客さんへの対応が終わるまで待っていなければなりません。

大きな書店や図書館、レンタルビデオ店などには、商品の検索システムがありますが、私が知っているホームセンターでは、そのような検索システムがありませんでした。

このような問題点を解決する一つの方法がホームセンターのカインズ(CAINZ)が提供するカインズアプリです。

カインズアプリは、顧客が登録した店舗における商品の在庫をアプリで見ることができるとともに、「お気に入りの商品」を登録すると商品の売場がアプリで見ることができます。さらに、購入時にレジでアプリの「会員証画面」を提示することでポイントを貯めることができます。

今あげた例は、私が今思い浮かんだものですが、多くの既存のサービスには改善の余地があると思います。

既存のビジネスモデルの課題を発見するためには、常に問題意識を持つことが必要です。少しでも不便や不満を感じたことがあれば、それがヒントになる可能性があります。 そのようなちょっとした気付きも、すぐに忘れてしまいますので、何か感じたらメモしておくことも重要です。

不満買取センター」というサービスがあります。

この「不満買取センター」は、企業の商品やサービスの不満を顧客(消費者)から買い取るサービスです。

不満を提供してくれた顧客にはポイントを与え、顧客から集めた商品やサービスの不満を企業に売ります。企業は、不満買取センターからの不満のデータをもとに商品やサービスの開発・改善に利用します。

「不満買取センター」というサービス自体が新しいビジネスモデルですが、企業は顧客の不満を商品やサービスの開発に役立つ重要な情報として考えています。

ステップ2-2:潜在的ニーズの発見

顧客(消費者)は既存のサービスが当たり前のことだと思い、既存のサービスに対して不便さや不満を感じていないこともあり得ます。つまり、顧客は本当に求めているニーズ(潜在的なニーズ)に気付いていない場合が多いものです。

ペットを飼いたいと思っている人は、犬や猫が好きでかわいいから飼いたいと思っているかもしれませんが、普段ストレスを感じていて、本質的には心の安らぎを求めているのかもしれません。

かっこいいスポーツカーを買いたいと思っている人は、女性にモテたいと思っているのかもしれません。

顧客が持っている潜在的なニーズを発見することで、異なるアプローチで顧客の潜在的ニーズを満足させるような新しいビジネスモデルを生み出す可能性がでてきます。

・何かひらめきのようなものによって既存のビジネスモデルの課題を発見することがあるかもしれません。

・また、特定の分野について専門的な知識を有する人は、いち早く既存のビジネスモデルの課題を発見することがあります。

・また、さまざまなことに興味を持ち、ビジネスの感性が豊かな人は、他の人よりも早くビジネスモデルの課題や顧客(消費者)の潜在的ニーズに気付くことがあるかもしれません。

他の人よりも早く課題や潜在的ニーズを発見した場合、新しいビジネスモデルを事業に発展させるチャンスです。

ステップ3:新しいビジネスモデルの需要及び課題解決手段(ソリューション)の検討

新しいビジネスモデルの需要及び課題解決手段(ソリューション)を検討することが第3のステップです。

なお、このとき、第1のステップの「既存のビジネスモデルの調査・分析」が不十分な場合、もう一度、詳細に調査・分析する必要があるかもしれません。

誰よりも早く既存のビジネスモデルの課題を発見できればよいのですが、多くの場合、すでに他の人が既存のビジネスモデルの課題に気付いています。

既存のビジネスモデルの課題が存在するにもかかわらず、その課題を解決(クリア)したビジネスモデルが普及していない場合、次のようなケースが考えられます。

  • 新しいビジネスモデルの需要がない(あるいは需要が少ない)
  • 課題を解決するのが困難

・新しいビジネスモデルの需要がない(あるいは需要が少ない)。

新しいビジネスモデルを考え付いても、そのビジネスモデルの需要(ニーズ)がない、あるいは需要が少ない(狭い顧客層の需要しかない)場合があります。

また、新しいビジネスモデルを実現するための費用や労力に見合った需要がない場合(費用対効果が合わない場合)も考えられます。

このような場合は、別のビジネスモデルのアイデアを検討した方がよいかもしれません。

しかし、需要は時代によって変化しています。

例えば、今はさまざまな商品やサービスの利用形態にサブスクリプション方式が取り入れられています。

サブスクリプションは、商品やサービスごとに購入金額を支払うのではなく一定期間の利用権として定期的に料金を支払う方式のことです。

今は、物を所有するよりも必要な時だけ使えればよいと考える人が増えたので、サブスクリプションが商品やサービスの利用形態として多く利用されるようになったのだと思われます。

例えば、現在、美容や脱毛に関心のある男性が増えています。ひと昔前ならそのようなサービスを求めている男性は少なかったでしょう。

実際のところ、新しいビジネスモデルの需要(ニーズ)があるか否かを判断するのは難しいです。需要があるか否かはやってみないと分からないところもあります。

顧客の利益と需要との関係

一般的には、新しいビジネスモデルによってもたらされる顧客(消費者)の利益が高い程、新しいビジネスモデルの需要が高くなる傾向があります。

新しいビジネスモデルによって顧客(消費者)に対して高い利益(価値、利便性)を如何(いか)に提供することができるかが鍵になります。

・課題を解決するのが困難

課題を解決するための技術的なハードルが高い場合があります。

例えば、スーパーでAmazonGoのようなサービスを実現するのは現在では難しいかもしれません。

しかし、技術は日々進歩しています。数年前まで実現することが困難なものが現在は実現することが可能になっているものがあります。また、現在は実現することが困難だったとしても数年後には実現することが可能になっているかもしれません。

例えば、「タイミー」というサービスをテレビのCMで見ました。「タイミー」は、働きたい時間と働いて欲しい時間をマッチングするスキマバイト募集サービスです。

隙間時間に働きたい人と、隙間時間でも働いてほしい会社は以前から存在していました。マッチングの技術が進歩したことによって、このようなサービスが実現できたものと思われます。

このように技術的な課題をクリアできたとき、新しいビジネスモデルを生み出す大きなチャンスとなります。

また、法律の規制によって新しいビジネスモデルの課題を解決することが困難な場合もあります。

しかし、法律の規制も徐々に緩和されています。

例えば、今は民泊の事業が一般的に行われていますが、昔よりも民泊に対する規制が緩和されたことにより民泊の事業を行う会社が増えました。

法律の規制が緩和されたとき、新しいビジネスモデルを生み出す大きなチャンスとなります。

・潜在的ニーズを満足させる異なるアプローチ

既存の手法とは異なるアプローチで顧客の潜在的ニーズを満足させることができれば、需要の多いビジネスモデルを創り出すことがでてきます。

ペットを飼いたいと思っていても、一人暮らしだったり、賃貸マンションに住んでいれば、なかなかペットを飼うことができません。

しかし、ペットを飼いたいと思っている人が本質的には心の安らぎを求めているのであれば、ペット以外の別の手法で心の安らぎを提供できれば、そのような人に対する需要があることになります。

例えば、ソニーの犬型ロボットaiboは、生きているペットの代替手段としてなり得ます。また、心の安らぎを提供するような強力なコンテンツを創り出せれば、需要の多いサービスを提供することができるかもしれません。

ステップ4:新しいビジネスモデルの構築

実際に新しいビジネスモデルを構築することが第4のステップです。

新しいビジネスモデルに対する需要があり、課題や潜在的ニーズを解決する手段を見つけた場合は、新しいビジネスモデルを構築する作業に入ります。

このとき、あらためて既存のビジネスモデルを調査・分析することが必要になります。ここでいう調査・分析は、主に既存のビジネスモデルを利用して新しいビジネスモデルを構築することができるかどうかという観点からの調査・分析です。

  • 新しいビジネスモデルを構築(実現)する場合、既存の技術の組み合わせや改良で実現可能か、新たなシステムの開発が必要か
  • 新しいビジネスモデルを構築する場合の資金は少なくて済むか、多くの資金がかかるか
  • 新しいビジネスモデルを一人で構築することが可能か、複数人で構築する必要があるか、大人数でなければ無理か

などによって難易度が変わります。

ビジネスモデルの形態によって異なりますが、このステップ4の作業が最も困難な作業になる可能性が高いです。

一人で無理ならば仲間や知り合いに頼んだり、外部に依頼する(外注する)ことも考慮する必要があるかもしれません。

多額の資金がかかる場合、自分で資金を調達するのがベストですが、現在はベンチャーキャピタルの投資に頼ることも一般に行われています。ベンチャーキャピタルが投資してくれるのであれば、新しいビジネスモデルが優れたアイデアに基づいたものである可能性が高いことになります。

このように、状況によっては、大変な作業になりますが、大きなチャンスが見えているのであれば、やるしかないでしょう。

まとめ

今回は、既存のビジネスモデルの課題や顧客の潜在的ニーズからビジネスモデルを生み出す方法を紹介しました。

ステップ1~ステップ3の作業は、自分で調べたり、自分の頭の中で考えたりすることで実行可能なものです。当然、コストがかかるわけではありません。

複数のアイデアを温め、その中から最も良さそうなものを選ぶのがよいのかもしれません。

ステップ4の作業は、実際にビジネスモデルを構築する作業ですので、さまざまなハードルがあるかもしれません。ビックチャンスが想像できているのであれば、やりきるしかありません。

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SEOのユーザー目線はビジネスの顧客目線と共通

このブログは、最初の記事をアップしてから一か月と少ししか経っていないので(本当は二か月と少し「無料ブログからワードプレスへの移行の際の問題点」参照)、ほとんどアクセスはありません。是非、見に来てください。

そんなことより、やはり、せっかく記事を書いているのだから多くの人に読んでもらいたい。少しでもアクセスを増やそうと思い、いろいろ調べたりしています。そこで、出てくる言葉がSEOです。セオ(瀬尾、妹尾)ではありません。SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)です。

SEOとは、Googleなどの検索エンジンの検索結果がなるべく上位になるようにサイトのさまざまな構成を調整する手法、要するにGoogleなどの検索エンジン対策のことです。

私はSEOのプロではない(というか素人な)ので難しいSEOのやり方については書くことができません。世の中にはSEOについて詳しい人がいっぱいいますので、詳しいことはそちらの方々の記事を見ていただきたい。

SEOについて調べてみると、SEOは一般のビジネスと同じだなと感じました。私はそのような視点からSEOについて書きます。

目次

1.SEOの共通項目とビジネスの共通点

さまざまなSEO関連の記事を調べてみると、ほとんどの記事でサイトのアクセスを増やすためにはSEOが大事だと言っています。

それらの記事に記載されているSEOの共通項目は以下のものとなります。

(1)コンテンツが重要

ほとんどの記事でコンテンツの質が重要であることを強調しています。当然のことです。記事を読んで面白い、為になる、役に立つと思ってもらえなければアクセスを集めることができません。

私の中では、SEOというのはサイトの技術的な対策を行うイメージがありました。もっと言うと、何か裏技というか、検索エンジンを騙して評価を上げるようなイメージがありました。

SEOの定義が検索エンジンの評価を上げる対策のことであるので、コンテンツの質を向上させることもSEO(広義のSEO)に含まれることになります。

多くの記事で指摘しているのがGoogleなどの検索エンジンがどんどん賢くなって従来のSEO対策に騙されなくなったので、これからコンテンツの質がより一層重要になっているということです。

確かに、昔は検索サイトで何かを調べていると、調べたいこととあまり関係のないサイトが検索順位で上位にあがっていることがありました。

例えば、数年前までは「まとめサイト」や「キュレーションサイト」と呼ばれる、コンテンツの質が高いとは思われないようなサイトが検索順位で上位に表示されることが多くありました。これらのサイトは大量の記事がどんどん追加されることで検索エンジンの評価を高くしていたようです。

Googleにとっても、質の低いコンテンツが検索順位で上位に表示されてしまうことはユーザーの信用を失い、致命傷になりかねません。

そこで、Googleが評価の基準を変更(アップデート)しました。その結果、それらのサイトは検索順位で上位になることは少なくなりました。

2016年にはWELQなどのキュレーションサイトが社会問題となりました。また、「NAVERまとめ」は2020年9月30日にサービスが終了しました。

ただ、コンテンツの質を上げろと言われても、それが一番難しいのですが・・

ビジネスとの共通点: 商品・サービスの質

コンテンツの質というのは、ビジネスにおける商品やサービスの質ということになります。

商品やサービスの質が重要というのは、当たり前のことです。商品やサービスの質が悪ければビジネスとして成り立ちません。ただし、コモディティ化した商品やサービスの場合、他社の商品やサービスと差別化を図ることは容易なことではありません。

他社との差別化を図るためには、新たな視点や価値観を提供してブランド化していくことが重要になってきます。

参考「中小企業のブランディングに必要な4つの要素

(2)タイトルとキーワード

多くの記事でサイトのタイトル、記事のタイトルが重要だと書いています。

検索エンジンは、ユーザーが検索サイトで入力したワードに適したサイトであるかどうかを判断する際に、サイトのタイトルや記事のタイトルに含まれるワードのウェイトを高くして判断しているとのことです。

また、検索結果としてサイトのタイトルや記事のタイトルが表示されるので、ユーザーがおもわずクリックしたくなるようなタイトルの方が好ましいはずです。

そのような影響なのか、最近は「厳選〇〇」「〇〇するのは3つだけ」「簡単に〇〇」というような記事が多くなってきたような気がします。

なんでも、検索ワードのボリューム、検索ワードの組み合わせのボリュームを調べ、その検索ワードで上位表示される他サイトの記事の内容を確認した上で、差別化できるように自身が書く記事の内容を決めるそうです。

また、サイト(ブログ)の記事を読んでくれるユーザー(読者)がどのような人かを想定して記事を書くそうです。ユーザーが男性か女性か、年代、職業、趣味、住んでいる地域などによってサイトのテーマ、記事の内容を変える、と書いてあるものもあります。サイトの記事を読んでくれると想定した中心的なユーザー(読者)のことをペルソナといいます。

これは完全にマーケティングです。個人のブログでもこれぐらいやっているということです。アフィリエイト目的のサイトだと、個人で運営していたとしてもプロといえばプロなので、当然のことなのかもしれません。

ビジネスとの共通点: 商品名、サービス名、マーケティング

ビジネスにおける商品名、サービス名を決めたり、キャッチコピーやイメージカラーを決めたり、市場規模、購買者層を想定することと共通します。

つまり、サイトのタイトルが会社名、サイト内のコンテンツ(記事)のタイトルが商品名・サービス名に相当し、コンテンツ(記事)は商品・サービスに相当します。

マーケティングの基本は、顧客(消費者、ユーザー)を徹底的に研究することです。顧客の行動、心理を把握した上で、そこから如何に購買に結び付けていくかという作業です。

SEOの世界が昔からあるビジネスのマーケティング手法を応用しているのかもしれません。

(3)被リンク

コンテンツの質を評価するのは、難しいものがあります。コンテンツの質というのは人の主観が入り込む余地があるからです。従って、Googleは昔からコンテンツの質を間接的な指標で評価しています。

被リンクも、その指標の一つです。今でも、Googleはコンテンツの質を評価する重要な指標として被リンクを用いているようです。

しかし、Googleの評価を上げるために、金銭を支払って被リンクを増やすようなことが横行していました。そこで、Googleは不正な手段で被リンクを増やすことに対してペナルティを課し、そのようなサイトの評価を大幅に下げることを行っているようです。

ただし、正当な手段による被リンクは従来通り評価の対象としており、被リンクの数が多いほどサイトの評価が上がり、被リンク元のサイトの質(評価)が高いほどサイトの評価が上がるようです。

ビジネスとの共通点: 自己の評価と他人の評価

自分自身で「俺はすごい、俺はすごい」と言ったところで、「はいはい、あなたはすごいですね。」という評価です。

一方、他の人から「〇〇さんは△△がすごいんですよ。」と言われると「え!そうなんだ。」という風に評価を見直してしまいます。評価する人の数が増えるほど、また評価する人が有名人や権威のある人であるほど、評価は上がっていきます。

これと同じようなことが被リンクにも当てはまります。口コミサイトの口コミ、SNSの「いいね!」も似たような構造です。

(4)内部リンク、サイト構造の階層化

サイト内の内部リンクが適切に巡らせてあることで、ユーザーがサイト内を巡回しやすくなります。Googleのクローラーもサイト内を巡回しやすくなり、結果としてサイトの評価が上がるようです。

サイト構造が複雑であると、ユーザーがどうやって記事を探していいかわかりにくくなります。Googleのクローラーも同様のようです。従って、サイト構造はなるべく単純な構造が好ましいようです。

サイトの深い階層にある記事は何回もクリックしないと辿り着けないので、ユーザーにとって面倒です。Googleのクローラーも同様のようです。なんでも、サイトのトップページから2回クリックして辿り着かないページは評価が低くなるということが書いてある記事もありました。

要するに、Googleはユーザーが利用しやすいユーザーフレンドリーなサイトの評価を高くするということです。

昔は、サイトにアクセスすると、フラッシュの動画を延々と見せられた後、やっとトップページが表示されるようなサイトがありました。ユーザのことを気にしていない証拠です。

ビジネスとの共通点: 顧客目線のサービス

一般のサービス業においても、ユーザーフレンドリーのサービス、つまり顧客にとって利用しやすいサービスが最も大切な視点です。

顧客を長く待たせたり、接客態度が悪かったり、サービスの内容が複雑でどれが良いのかわかりにくかったりすると、そのサービスを利用したくなくなってしまいます。徹底的に顧客目線のサービスを追及していくことが、結果としてサービスを提供する会社の利益につながります

(5)ページ表示速度

ページ表示速度もGoogleは評価の対象としているようです。

昔は(ダイアルアップでネットに接続していた時代)、画像が数行ずつゆっくりと表示されるのを待っていました。

今の時代はページがサクサクと表示されなければいらいらしてしまいます。

ページ表示速度はサーバーのスペックによるところが大きいですが、画像を圧縮したり、JPEGの画像を使ったりすることで改善することができます。

これもユーザーフレンドリー(顧客目線)の観点です。

エックスサーバー

表示速度の満足度が最も高いレンタルサーバーが「エックスサーバー」です。

レンタルサーバーの国内のシェアもトップクラス。本当におすすめのレンタルサーバーです。

(6)モバイルフレンドリー

今でもスマホに対応していないサイトは見られます。スマホでそのようなサイトを表示すると、いきなり小さな文字で表示され、拡大しないと文字が読めません。そのようなサイトに再度アクセスすることは、私の場合ほとんどありません。

Googleはスマホに対応していないサイトの評価を下げるようです。

今は、パソコンよりもスマホで検索する人の方が多いので、サイトがスマホに対応していないのは致命傷です。

この点、ワードプレスは特に意識することなく、パソコンにもタブレットにもスマホにも対応したサイトを作成することができます。

モバイルフレンドリーもユーザーフレンドリーの観点から重要となっています。

(7)メタディスクリプション

メタディスクリプションは、検索結果ページに表示される記事の説明文の付帯情報のことです。

検索結果ページには、記事のタイトルとともに、メタディスクリプションに記入された記事の説明文も表示されます。

メタディスクリプションはGoogleの評価に直接的な影響を与えないと言われているようです。

ただし、メタディスクリプションはページのタイトルとともに検索結果に表示されますので、ユーザーのクリック率に少なからず影響を与える要素であることは確かです。

なお、メタディスクリプションは、ワードプレスのAll in One SEOやYoast SEOなどのプラグインをインストールすることで簡単に設定することができます。

(8)文字数、画像

記事の文章の文字数は2000文字以上必要と書いてあるものや、文字数は重要でないと書いてあるものもありました。

一般的に言って、内容の濃さが重要で、文字数ではないということはわかります。しかし、文字数が少ない記事は内容がスカスカなものが多いのも事実ですし、文字数が多い方がさまざまなワードで検索されやすくなるんじゃないかな、というイメージがあります。

画像を記事内に適切に配置することが重要であると指南している記事を読みました。

今は画像検索で調べたいことを検索することがありますので、画像の重要度は増しています。

また、写真や図、表などがあった方が内容を理解しやすくなります。その点で、画像もユーザーフレンドリーの観点から重要となります。

ただし、ブログの記事がテンプレート化していて、とってつけたように、記事の内容とあまり関係ないような画像が貼られていることがあります。

とってつけた画像の例

(9)SNS、動画との連携

SEOの記事には、SNSや動画(YouTube)との連携が効果的であると書いてあります。確かに、SNSや動画はバズれば拡散力が高いので、サイトを認知してもらう機会が増えます。

ビジネスとの共通点: SNSや動画で拡散

多くの企業がSNSや動画を利用して会社の商品やサービスのPRを行っています。今はGoogleなどで検索するのではなく、SNSで検索して知りたいことを調べている人が増えているそうです。

2.今後のSEO

(1)いたちごっこは続くのか

今まではGoogleが評価の基準をアップデートする毎にSEOの対策が変わっていました。しかし、Googleの検索エンジンが賢くなるにつれて、コンテンツの質を除くSEO(狭義のSEO)の価値が相対的に低くなっていくのでないでしょうか。このことは、素人の私でも容易に想像することができます。

SEOコンサルの業者さんは、技術的なSEOよりもWEBマーケティング(WEBを中心としたマーケティング)に軸足をシフトさせていくことになると予測します。SEOコンサルは主にGoogleに対する施策であるのに対し、WEBマーケティングはユーザーに対する施策です。

上記のようなSEOの基礎的なことは、ワードプレスにAll in One SEOなどのプラグインをインストールすることで、ほとんど解決することができます。個人のブログのSEOではこの程度で十分ではないかと思っていますが(私がSEOの奥深さを知らないだけかもしれません)。

コンテンツの質がより一層重要となるというのは確実です。そこで、質の高いコンテンツ作成に求められるスキルが重要となります。

(2)質の高いコンテンツ作成に求められるスキル

文章力

文章力があると有利になります。noteで人気の記事を書けるような人はブログでもアクセスを集められるのでしょう。

説得力のある文章の書き方」を紹介する記事がありました。参考になります。

独自の視点

人気の作家が書いたエッセイを読むことがありますが、やっぱり独特な感性といいますか見ている視点が違うと感じます。独自の視点で書かれた文章は人を惹きつけるものがあります。

共感力

「共感力」は、人の気持ちを汲んで寄り添うことができる力のことです。「共感力」について解説している記事を見つけました。参考になります。

 相手の気持ちに寄り添う「共感力」が強い人、5つの特徴

知識

知識がすごい人の記事は説得力が違います。知りたいことがばっちり書いてあると感動することもあります。ただし、あまりにも専門的な内容はついていけないこともありますが。

この記事を書いていて気が付きました。私は全部足りないようです。


おすすめのレンタルサーバーをご紹介します。

以下にご紹介するレンタルサーバーは、多くの方が利用している大手のレンタルサーバーです。

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エックスサーバーはめちゃくちゃ有名なレンタルサーバー屋さんです。費用はだいたい月1000円くらいです。

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ロリポップも上場企業のGMOさんが運営しています。こちらはお名前.comよりも低い価格帯のレンタルサーバーを提供しています。一番安いタイプで月300円台。ハイスピードプランでも月500円です。

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翻訳業・通訳業の将来

「大阪メトロの英語サイトで、「堺筋線」(さかいすじせん)を「サカイマッスルライン」(堺筋肉線)などと誤訳しているとネットユーザーから指摘があり、メトロがサイトを非公開にした問題。米Microsoftの自動翻訳ツールによる翻訳をそのまま掲載したことが原因という。」https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/20/news063.html

このようなニュースを2019年3月にテレビで見ました。上の記事によると、「堺筋線」を「サカイマッスルライン」、「天神橋筋」を「テンジンブリッジマッスル」、「3両目」を「3アイズ」、「天下茶屋」(てんがちゃや)を「ワールドティーハウス」などと誤訳していたようです。

最近は、Google翻訳などの自動翻訳ツールの精度が上がってきていた印象がありました。また、POCKETALKなどの音声翻訳機をさまざまなメディアで見かけるようになりました。実際、これら機械翻訳の精度はどれぐらいなんだろう?機械翻訳の精度が上がれば、翻訳業や通訳業は将来どうなっていくんだろう?という素朴な疑問が浮かんできました。そこで、自動翻訳ツールや音声翻訳機の精度と、翻訳業・通訳業の将来について検討してみました。

目次

1.自動翻訳ツールの精度

(1)英語から日本語

(2)中国語から日本語

(3)韓国語から日本語

2.音声翻訳機(自動翻訳機)の精度

3.翻訳業の将来

(1)説明書・マニュアル等の直訳

(2)文学作品の翻訳

4.通訳業の将来

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1.自動翻訳ツールの精度

 自動翻訳ツールとして最もポピュラーなのはGoogle翻訳でしょう。ある情報をGoogleで検索しているときに英語のサイトが表示されると、Googleが自動的に英語の文章を日本語の文章に翻訳してくれます。Googleで翻訳された日本語は、意味はわかるが若干違和感のある文章というのが私の印象でした。今のGoogle翻訳の精度を実際に試してみました。

(1)英語から日本語

ロイターの2021年1月7日の記事の一部 https://www.reuters.com/

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U.S. Congress certifies Biden win hours after harrowing Capitol Hill assault

WASHINGTON (Reuters) -Hours after hundreds of President Donald Trump’s supporters stormed the U.S. Capitol in a harrowing assault on American democracy, a shaken Congress on Thursday formally certified Democrat Joe Biden’s election victory.

Immediately afterward, the White House released a statement from Trump in which he pledged an “orderly transition” when Biden is sworn into office on Jan. 20, although he repeated his false claim that he won the November election. On Wednesday, the Republican president had seemingly encouraged his followers to swarm the Capitol.

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 上記記事のGoogle翻訳による日本語訳

米国議会は、キャピトルヒルの暴行を悲惨なものにした後、バイデンの勝利時間を証明します

ワシントン(ロイター)-数百人のドナルド・トランプ大統領の支持者がアメリカの民主主義に対する悲惨な攻撃で米国議会議事堂を襲撃した数時間後、木曜日の動揺した議会は民主党のジョー・バイデンの選挙勝利を正式に認定した。

その直後、ホワイトハウスはトランプから、バイデンが11月の選挙に勝ったという誤った主張を繰り返したものの、1月20日にバイデンが就任したときに「秩序ある移行」を約束したという声明を発表した。水曜日に、共和党の大統領は彼の信者に国会議事堂を群がらせるように促したようです。

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上の日本語訳の印象は、

・意味はだいたいわかる

・日本語の文法がおかしいところがある

・直訳しているので、文章が自然でなく、違和感がある

日本語と英語は言語体系が大きく異なるので、Google翻訳では自然な文章に訳すのが未だ難しいのでしょう。一部の記者の人名は訳されていないようです。「堺筋線」を「サカイマッスルライン」のように地名も訳すのが難しそうです。また、Google翻訳が生演奏や生放送の意味の「LIVE」を「住む」と訳しているのを見たことがあります。複数の意味を持つ単語が文章で使われている場合、人はその単語がどの意味で使われているのか文脈で判断することができますが、機械(コンピュータ、ソフトウェア)にはまだ難しそうです。有料の翻訳ツール(翻訳ソフトウェア)などでは、使用頻度の高い単語の意味を登録しておくことで翻訳の精度が向上します。

(2)中国語から日本語

中国語の文法は日本語の文法と大きくことなりますが、漢字という同じ文字(繫体字と簡体字の違いがありますが)を用いているので、英語よりは日本語に近いイメージがあります。翻訳の精度はどうでしょうか。

新華社通信の2021年1月7日の記事の一部 http://www.xinhuanet.com/home.htm

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中共中央政治局常务委员会召开会议

听取全国人大常委会、国务院、全国政协、最高人民法院、最高人民检察院党组工作汇报

听取中央书记处工作报告

中共中央总书记习近平主持会议

  新华社北京1月7日电 中共中央政治局常务委员会1月7日全天召开会议,听取全国人大常委会、国务院、全国政协、最高人民法院、最高人民检察院党组工作汇报,听取中央书记处工作报告。中共中央总书记习近平主持会议并发表重要讲话。

  会议指出,党中央权威和集中统一领导,是坚持党的领导的最高原则,是我国制度优势的根本保证。党中央每年听取全国人大常委会、国务院、全国政协、最高人民法院、最高人民检察院党组工作汇报和中央书记处工作报告,是坚持党中央权威和集中统一领导的一项重大制度性安排。

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上記記事のGoogle翻訳による日本語訳

CPC中央委員会の政治局常任委員会が会合を開く

全国人民会議常任委員会、国家評議会、中国人民政治諮問会議全国委員会、最高人民法院、最高人民検察院の作業報告を聞く

中央事務局の作業報告を聞く

CPC中央委員会の事務局長であるXiJinpingが会議を主宰しました

  新華ニュースエージェンシー、北京、1月7日。CPC中央委員会の政治局の常任委員会は、全国人民会議常任委員会、州議会、中国人民政治諮問会議の全国委員会、最高人民法院、最高人民法廷、最高人民検察院の作業報告を聞くために、1月7日に終日会議を開催しました。報告する。CPC中央委員会のXiJinping事務総長が会議を主宰し、重要なスピーチを行いました。

  会合は、党中央委員会の権限と中央集権的で統一されたリーダーシップが党のリーダーシップと我が国の制度的利点の基本的な保証を守るための最高の原則であると指摘した。党中央委員会は、全国人民会議常任委員会、国家評議会、中国人民政治諮問会議全国委員会、最高人民法院、最高人民検察庁の作業報告、中央事務局の作業報告に耳を傾けます。これは、党中央委員会の権限と中央集権的リーダーシップを維持するための重要な制度的取り決めです。

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上の日本語訳は、自然な日本語の文章に近いという印象を持ちました。1箇所「1月7日に終日会議を開催しました。報告する。」という部分の誤訳があります。また、習近平は訳されておらず「XiJinping」となっています。単語の意味が近いと訳すのが優しいのかもしれません。

(3)韓国語から日本語

日本語と言語体系が似ていると言われる韓国語の場合はどうでしょうか。

朝鮮日報の2021年1月7日の記事の一部 https://www.chosun.com/

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국가인권위원회(위원장 최영애)가 최근 발간한 보고서에서 북한의 요구를 유엔의 권고로 둔갑시켜 ‘북한인권법’ 폐지를 향후 과제에 포함시킨 것으로 나타났다. 국가인권위원회는 지난 5일 웹사이트에 게재한 인권증진행동전략(2021~2025) 보고서에서 2017년 심의된 유엔인권이사회 UPR(보편적 정례인권검토) ‘주요 권고 향후 과제’ 중 하나로 ‘북한인권법 폐지’를 꼽았다.

문제의 보고서는 한국 정부가 북한인권법을 폐지하라는 유엔의 권고에도 이를 수용하지 않았다며 북한인권법 폐지를 ‘향후 과제’로 명시했다. 보고서는 또 “국제인권규범의 국내 이행을 위한 (국가인권)위원회의 역할도 중요해지고 있다”며 “국제 사회의 기준에 부합하는 인권국가로서 자리매김하기 위한 적극적인 노력이 필요하다”고 밝혔다. 북한인권법 폐지를 요구한 국제사회의 인권규범 이행을 위해 국가인권위의 역할이 중요하다는 의미로 해석됐다.

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上記記事のGoogle翻訳による日本語訳

国家人権委員会(委員長チェヨウンエ)が最近発刊した報告書で、北朝鮮の要求を国連の勧告に化けて「北朝鮮人権法」の廃止を今後の課題に含ませたことが分かった。国家人権委員会は5日、ウェブサイトに掲載した人権増進行動戦略(2021〜2025)のレポートで2017年審議された国連人権理事会UPR(普遍的定例人権検討)」の主な勧告今後の課題」の一つ「北朝鮮人権法廃止」を挙げた。

問題の報告書は、韓国政府が北朝鮮人権法を廃止するよう、国連の勧告にもこれを受け入れていなかったとし、北朝鮮人権法の廃止を「今後の課題」と明示した。報告書はまた、「国際人権規範の国内移行のための(国家人権)委員会の役割も重要になっている」とし「国際社会の基準を満たしている人権国家としての地位を確立するための積極的な努力が必要だ」と述べた。北朝鮮人権法の廃止を要求した国際社会の人権規範実施のために国家人権委の役割が重要である意味で解釈された。

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やはり翻訳の精度は高いようです。ほとんど違和感を感じません。

英語から日本語、中国語から日本語、韓国語から日本語のGoogle翻訳を見てみましたが、言語体系や単語の使われ方が近い中国語や韓国語の方が英語よりも翻訳精度が高いことがわかります。

上の例はニュースの記事を翻訳しましたが、文学作品などは多様な表現があり直訳しにくいので翻訳精度が下がりそうなイメージがあります。今回は試していませんが・・

また、人はTPO(時と所と場合)に合わせて表現を微妙に使い分けていますが、このような表現の微妙な使い分けを機械翻訳で行うのは未だ難しそうです。

2.音声翻訳機(自動翻訳機)の精度

POCKETALKなどの音声翻訳機の翻訳精度はどうでしょうか?私は音声翻訳機を持っていないので試すことができません。どのような評価か調べてみました。

最も精度が高くて使えるのはどれ?英会話翻訳機の最新モデル3機種を徹底比較

上の記事では、「旅行会話レベル」「スラングやネイティブが頻繁に使う言い回しを正しく翻訳できていない」「いずれも、考えながら話したり、ネイティブのスピードで話すと誤訳されやすいので、伝える言葉を事前に決め、ゆっくり明瞭に、長文は回数を分ける、スラングや複数の意味を持つ言葉は避けるなど工夫する必要がありそうです。」という評価が記載されています。評価を行っている人物が翻訳会社を経営している外国人なので評価が厳しいのかもしれません。

3.翻訳業の将来

(1)説明書・マニュアル等の直訳

製品の説明書やマニュアル等の場合、文章の意味がわかればよいので、多少の違和感のある文章でも問題ないと個人的には思っています。外国の製品の場合、説明書を日本語に翻訳せずに外国語のままサイトに記載しておけば事足りるのではないでしょうか。この手の翻訳の需要は減っていくと思います。逆に、今後は翻訳ツールが翻訳しやすい文章(文法が正しく、一文が長くない単純な構成の文章)を書く必要性が求められてくるのかもしれません。

(2)文学作品の翻訳

文学作品の場合、説明書やマニュアル等とは異なります。文章に違和感があると、作品の世界観が壊れてしまいます。また、翻訳者は二次的著作物の著作権者です。翻訳者は高い日本語の能力・表現力を持っていなければ、上手く翻訳することはできません。作家が翻訳家を兼ねているケースもあります。村上春樹氏は超有名な作家ですが翻訳作品も多数出版されています。

機械翻訳で読者を納得させるような文学作品の翻訳を行うことができるようになるのは当分先であると思っています。

4.通訳業の将来

AIは日本の将棋のトップ棋士や世界の囲碁のトップ棋士に将棋や囲碁で勝つような能力を持っているのに、通訳の能力はまだまだなんですね。音声翻訳機のことを調べてみて、改めてプロの通訳のすごさ(人の能力の高さ)はすごいな~と感心しました。

ただ、旅行などでは音声翻訳機があれば十分かもしれません。また、販売員などが顧客と簡単な会話を行うのも音声翻訳機で十分かもしれません。そうなると、旅行ガイドのような職業の需要は減っていくような気がします。

また、音声翻訳機をビジネスで使うのは未だ無理なようなので、すぐにプロの通訳が音声翻訳機にとって代わることはありません。しかし、音声翻訳機の精度も上がっていくでしょうから、音声翻訳機をビジネスで使える領域は広がっていくでしょう。そうなると、高い能力を持った通訳しか需要がなくなるのかもしれません。

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